23:☆宝塚大劇場
ちょっと疲れる記事が続いたので、楽しい話にしよう。
大阪へ来て、観光地にはまだあまり行ってないんだけど、関東地方には絶対ないものの一つとして、宝塚大劇場をご紹介します。
東京にだって、東京宝塚劇場があるじゃないか、という反論もあろうかと思いますが、行ってみた感じではかなり違う。
何が違うか。
やはり、地元感だろうな。
東京宝塚劇場に出演する人たちは、遠征 なんだよね。
兵庫県宝塚市の宝塚大劇場は、出演者にとって、すぐ隣に住まいもあるし、学校もあるし、ようするに地元に、地元のお客さんが来てくれるっていう、よそいきではない劇場なんだよね。
建物一つとってもね、
東京宝塚劇場は、日比谷の真ん中で、帝国ホテルの真ん前で、
東京で負けないぞ! ってすごくがんばってる建物だよね。
おしゃれして、お金をたくさん持って年に一度行くようなところ。
阪急宝塚線の終点の宝塚にある宝塚大劇場の方は、とても環境のいいところにある。
阪急宝塚線というのは、大阪の真ん中と伊丹空港をつないでいる線。
伊丹空港から、大阪モノレールを一駅乗ると、阪急宝塚線の蛍池に着いて、そこから南へ行けば大阪梅田、西へ行けば宝塚に着く。
というより、宝塚歌劇団は、阪急電鉄が経営しているので阪急電車に乗っていかないと本末転倒になるというわけなのだ。
念のため路線図。(クリックで拡大ね)
大阪の中心地、梅田からは阪急宝塚線でぐいっと行く方法と、西宮北口経由で行く方法があって、どちらも270円で、32、3分。
せっかく宝塚へ行くのだから普通に宝塚線に乗っていけばいいと思う。
これが阪急宝塚線の電車。(本当は内装が素敵なので、また今度あらためてご紹介)
のんびり宝塚線に乗っているのがとても幸せ。
進むに連れて、どんどん山が見えてきてうれしくなってくる。
宝塚駅は、終点。
駅を降りたら「宝塚大劇場→」という看板をたよりに
SORIOというビルの大きな階段を降りて(ここはおそらく宝塚の大階段のイメージ)
「花のみち」方面の交差点に出る。
横断歩道を渡ると、ここから花のみち。(遊歩道)
花のみちを歩いていく。
気持ちのいい小径。
ほら、見えてきたフィレンツェの街みたいな赤レンガ色の建物。
のどかな町にぴったり。
ビルではないからね。
温かく迎えられる気がするんだ。
落ち着いた佇まいね。
入り口は、驚くほどこじんまりしているのね。
二階建ての建物みたいな感じ。
威圧感がないからね。
でも、中に入ると、
いきなりきらびやか。
劇場への入り口はこんなかんじ。
チケットを渡して中に入ると、
ただしこの日は、レストランのお食事とミュージアム入場券付きB席一人3900円という、破格のチケットだったので、入場前にフレンチランチ。
演目にちなんだお料理。
この日の公演は、サン=テグジュペリ星の王子さまだったので、
このデザートは、星の王子さまが大切にしたバラの花のムース、とかなんとか。
コースのお料理とセットで3900円なので、B席からの眺めはこんなかんじ。
それでも十分だよ。
宝塚大劇場の座席は、2550席のうちB席が473席ある。18.5%。
ちなみに帝国劇場は、座席数1897席のうちB席は208席。10.9%.
東京国際フォーラムのAホールなんて、座席数5012席だから、B席からじゃ、小さくてほとんど何も見えない。
つまり、宝塚大劇場は、B席が優遇されてるのね。
だから安い料金でも、ちゃんと楽しめる席があるというわけ。
このあたりも、とてもうれしい。
終演後のロビー全景。
ミュージアムの入場券も付いていた。
この日の蘭寿とむさんの演技も歌も笑顔も、素晴らしかったし、サン=テグジュペリの生涯を「星の王子さま」とからめて描くという脚本、演出にもとても好感が持てたので、久しぶりに星の王子さまの世界を思い出して、初心に立ち返るというか、いろんな大切なことを思い出して、半ば反省ではあるんだけど、心の洗われた一日でした。
しかも、その夜は、宝塚花火大会というおまけ付き。
山に囲まれたのどかなきれいな町で、こんなふうに一日心豊かに過ごせるなんて、本当に夢のようだと思います。
劇場のある環境も大切なんだよね。
なぜなら、物語世界に旅をして、そのまましあわせな気持ちで帰りの電車に揺られて帰ってくる、ということが都会の喧騒の中ではとても難しいから。
ファンタジーは、生きる力をくれるんだけれど、それは現実にすぐに引き戻されない環境でこそ、生き続けられるんだよね。
宝塚は、とても素敵な街です。
あ、忘れていた。一応、リンクを貼っておこう。
宝塚歌劇公式サイトFLASH版 宝塚歌劇公式サイトHTML版
宝塚大劇場のすぐ先にある手塚治虫記念館については、またいづれ。
わっ、阪急旅行社の宝塚貸切ツアーがあった! さすが阪急旅行社。
↓ ↓ ↓
大阪へ来て、観光地にはまだあまり行ってないんだけど、関東地方には絶対ないものの一つとして、宝塚大劇場をご紹介します。
東京にだって、東京宝塚劇場があるじゃないか、という反論もあろうかと思いますが、行ってみた感じではかなり違う。
何が違うか。
やはり、地元感だろうな。
東京宝塚劇場に出演する人たちは、遠征 なんだよね。
兵庫県宝塚市の宝塚大劇場は、出演者にとって、すぐ隣に住まいもあるし、学校もあるし、ようするに地元に、地元のお客さんが来てくれるっていう、よそいきではない劇場なんだよね。
建物一つとってもね、
東京宝塚劇場は、日比谷の真ん中で、帝国ホテルの真ん前で、
東京で負けないぞ! ってすごくがんばってる建物だよね。
おしゃれして、お金をたくさん持って年に一度行くようなところ。
阪急宝塚線の終点の宝塚にある宝塚大劇場の方は、とても環境のいいところにある。
阪急宝塚線というのは、大阪の真ん中と伊丹空港をつないでいる線。
伊丹空港から、大阪モノレールを一駅乗ると、阪急宝塚線の蛍池に着いて、そこから南へ行けば大阪梅田、西へ行けば宝塚に着く。
というより、宝塚歌劇団は、阪急電鉄が経営しているので阪急電車に乗っていかないと本末転倒になるというわけなのだ。
念のため路線図。(クリックで拡大ね)
大阪の中心地、梅田からは阪急宝塚線でぐいっと行く方法と、西宮北口経由で行く方法があって、どちらも270円で、32、3分。
せっかく宝塚へ行くのだから普通に宝塚線に乗っていけばいいと思う。
これが阪急宝塚線の電車。(本当は内装が素敵なので、また今度あらためてご紹介)
のんびり宝塚線に乗っているのがとても幸せ。
進むに連れて、どんどん山が見えてきてうれしくなってくる。
宝塚駅は、終点。
駅を降りたら「宝塚大劇場→」という看板をたよりに
SORIOというビルの大きな階段を降りて(ここはおそらく宝塚の大階段のイメージ)
「花のみち」方面の交差点に出る。
横断歩道を渡ると、ここから花のみち。(遊歩道)
花のみちを歩いていく。
気持ちのいい小径。
ほら、見えてきたフィレンツェの街みたいな赤レンガ色の建物。
のどかな町にぴったり。
ビルではないからね。
温かく迎えられる気がするんだ。
落ち着いた佇まいね。
入り口は、驚くほどこじんまりしているのね。
二階建ての建物みたいな感じ。
威圧感がないからね。
でも、中に入ると、
いきなりきらびやか。
劇場への入り口はこんなかんじ。
チケットを渡して中に入ると、
ただしこの日は、レストランのお食事とミュージアム入場券付きB席一人3900円という、破格のチケットだったので、入場前にフレンチランチ。
演目にちなんだお料理。
この日の公演は、サン=テグジュペリ星の王子さまだったので、
このデザートは、星の王子さまが大切にしたバラの花のムース、とかなんとか。
コースのお料理とセットで3900円なので、B席からの眺めはこんなかんじ。
それでも十分だよ。
宝塚大劇場の座席は、2550席のうちB席が473席ある。18.5%。
ちなみに帝国劇場は、座席数1897席のうちB席は208席。10.9%.
東京国際フォーラムのAホールなんて、座席数5012席だから、B席からじゃ、小さくてほとんど何も見えない。
つまり、宝塚大劇場は、B席が優遇されてるのね。
だから安い料金でも、ちゃんと楽しめる席があるというわけ。
このあたりも、とてもうれしい。
終演後のロビー全景。
ミュージアムの入場券も付いていた。
この日の蘭寿とむさんの演技も歌も笑顔も、素晴らしかったし、サン=テグジュペリの生涯を「星の王子さま」とからめて描くという脚本、演出にもとても好感が持てたので、久しぶりに星の王子さまの世界を思い出して、初心に立ち返るというか、いろんな大切なことを思い出して、半ば反省ではあるんだけど、心の洗われた一日でした。
しかも、その夜は、宝塚花火大会というおまけ付き。
山に囲まれたのどかなきれいな町で、こんなふうに一日心豊かに過ごせるなんて、本当に夢のようだと思います。
劇場のある環境も大切なんだよね。
なぜなら、物語世界に旅をして、そのまましあわせな気持ちで帰りの電車に揺られて帰ってくる、ということが都会の喧騒の中ではとても難しいから。
ファンタジーは、生きる力をくれるんだけれど、それは現実にすぐに引き戻されない環境でこそ、生き続けられるんだよね。
宝塚は、とても素敵な街です。
あ、忘れていた。一応、リンクを貼っておこう。
宝塚歌劇公式サイトFLASH版 宝塚歌劇公式サイトHTML版
宝塚大劇場のすぐ先にある手塚治虫記念館については、またいづれ。
わっ、阪急旅行社の宝塚貸切ツアーがあった! さすが阪急旅行社。
↓ ↓ ↓
- 2012.08.07 Tuesday
- 大阪から行ける楽しいところ
- 19:13
- comments(0)
- trackbacks(0)
- -
- by ザク美