26:プレ移住のおすすめ。
このところ「移住」ノウハウから少し遠ざかっていたので、今日は具体的に関西で住む場所を探す時の一歩めを書きます。
東京で、賃貸のアパートを借りる時にも、礼金・敷金というのは、大きな壁として立ちはだかりますが、関西ではちょっとシステムが違います。
関東での敷金・礼金は、関西では、保証金・敷引という形になっています。
これについて書いてあるサイトがあったので引っ張ってきます。
AII About 住宅・不動産さんのサイトより。
「入居するときに必要な礼金や敷金は、全国どこに行っても同じように必要・・・なのではありません。ご存知のように、関西では「敷引き」という制度がとられています。今回は、この制度についてご紹介しましょう。
敷引きとは?
京都を除く関西や九州では、関東で見られるような礼金・敷金制度ではなく、「敷引き」(解約引きとも言う)という制度がとられています。これは、入居するとき払った「保証金」のうち、退去するときにかかる原状回復費用をあらかじめ決めてしまい、その分は返還されないというもの。「礼金・敷金制度」では、退去するときに室内の損耗程度によって原状回復費用が異なりますが、「保証金・敷引き制度」では、補修費がいくらかかったとしてもそれとは関係なく一定額引かれることが入居するときから分かっているため、退去時の煩わしい手続きやトラブルがありません。また、決められていた敷引き額以上に部屋の補修費用がかかっても、逆にきれいに部屋を使った場合でも、決められた敷引き額は返金されないのが特徴です。
いくらくらいかかるの?
一般的に、保証金の相場は家賃の6〜8ヵ月程度。そして、敷引きはその半額〜6割程度。保証金・敷引き制度には、礼金はなく、保証金の中に家主へのお礼も含まれていると考えられています。また、保証金・敷引き制度を取り入れている地域では、更新料(2年ごとの更新時期に支払うもの。家賃の1ヵ月分が相場)がほぼありません。」という具合で、以上をまとめると、
◇東京:敷金+礼金+2年ごとの更新料
◇大阪・神戸:保証金(これから敷引分を差し引いた額が退出時に返却される)
のようです。
もう一つ、くらしのインデックス 納得の部屋探しさんのサイトより。
大阪・神戸は独自の「保証金」方式。 |
首都圏では、礼金・敷金方式。では、関西(京都・滋賀県は除く)はというと、独自の「保証金・敷引」方式が一般的だ。「保証金」と「敷金」と呼び方が違っても、入居者から一時預かる担保という点では趣旨は同じ。契約の時に「保証金」の額とともに、クリ−ニングやリフォ−ムなどで退去時に差し引かれる「敷引」の額が示されている。 「敷引」は「保証金」の半額くらいが相場とされていて、契約の時に「保証金」がどのくらい戻ってくるのかがわかるしくみになっている。 また、「保証金・敷引」方式では、首都圏では一般的になっている更新料がかからない |
保証金 | ●家賃の6〜8ヵ月分が相場となっている。 | |
敷 引 | ●保証金の中に含まれており、首都圏でいう礼金にあたるもの。保証金の4〜6割を占める。 | ●敷引は、リフォ−ムやハウスクリ−ニングなどにあてられることが多く、返金されない。ただし、その額は契約時にわかるようになっている。 |
預かり金 | ●家賃を滞納したり、汚損があった時のために大家さんが預かる担保。 ●保証金から敷引を引いた額が、預かり金と呼ばれる。 | ●全額、入居者へ返金される。 (退去から約1ヵ月後) ●ただし、家賃の滞納や、故意、過失による汚損があった場合その実費が差し引かれる。 |
仲介手数料 | ●首都圏と同じ。不動産会社へ支払う報酬で、返金されないもの。家賃の1ヵ月分が一般的になっている。 | |
前家賃・ 日割家賃 | ●前家賃は、通常1ヵ月分となっている。日割家賃は、契約日から月末までの家賃を日割り計算した額のことをいう。 |
というわけで、大阪・神戸の部屋を借りるにはかなり高額の保証金が必要な場合が多いのです。
なぜ高額かというと、東京で言う退出時に返してもらえるのかもらえないのかわからない、結局なんだかんだ理由をつけて返してもらえない「敷金」というものの代わりに、退出時に何割返却、とあらかじめ決められている「敷引」というものがあって、それが含まれていることと、東京で必要な更新料がいらないというメリットとの引換えに、入居時の保証金が高くなっているわけです。
そういうわけで、一回借りた部屋に長く住み続ける場合は、更新料を払わなくて済むので結果的に得になりそうですが、すぐに転居する場合には、割高になると思います。
となるとどうすればいいか。
首都圏からの移住を考える場合、初めから「ここに一生住む!」なんていう物件を探せるわけはないので、おすすめとしては、初めは「プレ移住」として、なるべく家賃の安い物件、保証金が安い、あるいは保証金がない物件などを探すのがいいと思います。
そこで、かなりおなじみになったSUUMOさんに登場していただくと、
敷金・礼金・保証金ゼロの賃貸物件特集なるものがあります。
これです。↓ ↓ ↓
保証金ゼロの賃貸物件特集
これで、好きな地域を選んで検索すると
たとえば、↓ ↓ ↓
家賃1万円台からある
東京だと、ワンルームでも7,8万はしてしまうと思うので、2万円とか3万円とかで部屋が借りられて、しかも保証金がなしだと、かなり実現性が高いと思いませんか?
つまり、家ごと全部、家族全員で移住するというのは、とっても大変なことで、ハードルが高すぎるので、とりあえずはプチ移住、あるいはプレ移住ということで、こういう敷金や礼金、保証金のいらない部屋を拠点として借りて、関東と関西を行ったり来たりして暮らしながら、新しい土地に慣れてきたら、本格的な移住を検討する、というのは一つの方法だと思います。
特に、お子さんがいらっしゃるご家庭などは、お子さんの長い休みを利用して長期滞在できるので、利用しない期間の家賃を考えても、ホテルに滞在するより安くあがるし、実際にそこでの生活ができるので、移住への一歩としては意味があると思います。
今日は、文字ばかりでごめんね。
SUUMO君でも貼っておこう。
- 2012.08.12 Sunday
- 住む家を探す
- 19:53
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- by ザク美