83:手塚治虫記念館(2)
こんにちは。
あちこちだいぶ冷え込んでいるようです。
大丈夫ですか?
身体を冷やさないように、気をつけて下さいね。
元日に手塚治虫記念館に行って、いろんな刺激をもらったので、ここ数年眠り込んでいた創作意欲が少し回復してきました。
それはそうと!
元日のブログをご紹介がてら、Twitterで手塚治虫氏のご長女の手塚るみこさんにご挨拶させていただいたら、お返事をいただきました!
とっても、うれしいです。
るみこさん、ありがとうございます。
今、元日の予告どおり、日夜ブラック・ジャックを読みながら暮らしているので、
ブラック・ジャックのピノコへのあふれるほどの愛に出会うたびに、手塚治虫氏はお嬢様のるみこさんを、目にいれても痛くないほど愛していたんだろうなあと想像しています。
さて。
宝塚市立手塚治虫記念館の続き。
1階の資料室で、一番心に残ったのが、手塚治虫氏が一つの作品を仕上げるまでの行程の多さです。
まず、文章であらすじを書き、脚本も文章で書く。
それから、箱書きを作って、いよいよ絵を書き始める、というプロセスです。
これが、その若い頃の自筆の脚本。
絵を描く方なので、絵コンテやイメージボードのような形で漫画を作っていくんだと思っていました。
そうではなかったんですね。
文章の脳で、きちんと全体を構築してから作画作業に入る。
これは、大きな驚きでした。
彼ほどの天才でも、それだけのプロセスを踏んでいたということです。
だから完全なんでしょうね。
手塚治虫氏手書きの脚本に出会えて、本当に有り難かったです。
素敵なレオ。
エレベーターで地下へ降りると、研究所みたいなところ。
向こうに立っているのが、彼。
ここは、アニメーションの体験コーナーで、作画や、背景塗りなどを体験させてもらえる素敵なところです。
2枚の絵を描いて動かすアニメーション作りから、もう少し上級向け、手塚治虫キャラのアニメーションの背景を自分で描くなどの中から好きなメニューを選べます。
驚いたことに、デジタルではなくて、ちゃんと動画用紙をもらって、動画用のタップに固定して、鉛筆で絵を描くのです!
これには、感動しました。
机はみんな、下から光で照らす透視台になっています。
手塚治虫氏が切り開いた時代のアニメーションは、動画用紙に鉛筆ですよね。(消しゴムも貸してくれました!)
これを、体験できるというのは、本当にうれしいです。
体験コーナーの終了時間まで30分くらいしかなかったので、かなり真剣に描きました。
2枚の絵を動かすのです。
何年ぶりかで、ほんとに集中して絵を2枚描きました。
書き終わった2枚の紙を係の方に渡すと、それをスキャンして読み込んでくれて、ちょっと待っていると、目の前の画面に、今描いた2枚の動画が映し出されました。
うれしかったです。
とても。
鉛筆で紙に絵を描く楽しい感覚を思い出しました。
いい体験コーナーです。
今度行った時には、上級者用のアニメーションを作って、色まで塗りたいです。
描いた絵は「よくできました」というスタンプが押されて返ってきました。
ほんとによくできた。(自画自賛)
このアニメ工房の正面には、等身大(?)の手塚治虫氏がいて、みんなを見守ってくれているのです。
名残惜しい気持ちを残して2階へ。
出版された作品の展示。
読み放題の本棚。
ジャングルカフェ。
そして、なんと、手塚治虫のアニメーション作品ほとんどすべてが見られるというブース。
リボンの騎士の第一話を見ました。
27分。
あの頃のテレビアニメは、一話27分だったんだね。
ここへ来れば、手塚アニメのほとんどが見られるなんて、なんてすごいことなんだろう。
もう、本当に至れり尽くせりの記念館で、涙がでそうです。
私がこの日、見ないで通り過ぎた部屋などもあるので、それはこちらでご覧下さい。
↓
宝塚市立手塚治虫記念館フロアーガイド。
私は、東京で生まれ育ったけれど、今になって、こんなふうに手塚治虫氏が子ども時代を過ごした兵庫県に移り住んで、行きたい時には、いつでも手塚治虫記念館に行けることになるなんて、なんて幸せなんだろう、と思います。
手塚治虫氏が私たちに残してくれた一番大事なメッセージ。
毎日、ブラック・ジャックを読みながら、この世界が今となっては、本当に日に日に命が奪われていくような時代になってしまったことを痛感しています。
私たちは、自分や愛するものの命を救うために、今、何をしなければいけないのか、一人一人が真剣に考えないといけない時だと思っています。
この日本のざまを天国から見ながら、手塚治虫氏は、何を思っているでしょうか。
手塚るみこさんのツイートによると、私が手塚治虫記念館を訪れた2013年1月1日という日は、とても記念すべき日だったようです。
アトム放送開始50周年のその日だったんですね。
手塚治虫さん、ありがとうございます!
ザク美。
手塚作品を読もう!
↓
手塚治虫全集
手塚治虫関連書籍あれこれ
あちこちだいぶ冷え込んでいるようです。
大丈夫ですか?
身体を冷やさないように、気をつけて下さいね。
元日に手塚治虫記念館に行って、いろんな刺激をもらったので、ここ数年眠り込んでいた創作意欲が少し回復してきました。
それはそうと!
元日のブログをご紹介がてら、Twitterで手塚治虫氏のご長女の手塚るみこさんにご挨拶させていただいたら、お返事をいただきました!
とっても、うれしいです。
るみこさん、ありがとうございます。
今、元日の予告どおり、日夜ブラック・ジャックを読みながら暮らしているので、
ブラック・ジャックのピノコへのあふれるほどの愛に出会うたびに、手塚治虫氏はお嬢様のるみこさんを、目にいれても痛くないほど愛していたんだろうなあと想像しています。
さて。
宝塚市立手塚治虫記念館の続き。
1階の資料室で、一番心に残ったのが、手塚治虫氏が一つの作品を仕上げるまでの行程の多さです。
まず、文章であらすじを書き、脚本も文章で書く。
それから、箱書きを作って、いよいよ絵を書き始める、というプロセスです。
これが、その若い頃の自筆の脚本。
絵を描く方なので、絵コンテやイメージボードのような形で漫画を作っていくんだと思っていました。
そうではなかったんですね。
文章の脳で、きちんと全体を構築してから作画作業に入る。
これは、大きな驚きでした。
彼ほどの天才でも、それだけのプロセスを踏んでいたということです。
だから完全なんでしょうね。
手塚治虫氏手書きの脚本に出会えて、本当に有り難かったです。
素敵なレオ。
エレベーターで地下へ降りると、研究所みたいなところ。
向こうに立っているのが、彼。
ここは、アニメーションの体験コーナーで、作画や、背景塗りなどを体験させてもらえる素敵なところです。
2枚の絵を描いて動かすアニメーション作りから、もう少し上級向け、手塚治虫キャラのアニメーションの背景を自分で描くなどの中から好きなメニューを選べます。
驚いたことに、デジタルではなくて、ちゃんと動画用紙をもらって、動画用のタップに固定して、鉛筆で絵を描くのです!
これには、感動しました。
机はみんな、下から光で照らす透視台になっています。
手塚治虫氏が切り開いた時代のアニメーションは、動画用紙に鉛筆ですよね。(消しゴムも貸してくれました!)
これを、体験できるというのは、本当にうれしいです。
体験コーナーの終了時間まで30分くらいしかなかったので、かなり真剣に描きました。
2枚の絵を動かすのです。
何年ぶりかで、ほんとに集中して絵を2枚描きました。
書き終わった2枚の紙を係の方に渡すと、それをスキャンして読み込んでくれて、ちょっと待っていると、目の前の画面に、今描いた2枚の動画が映し出されました。
うれしかったです。
とても。
鉛筆で紙に絵を描く楽しい感覚を思い出しました。
いい体験コーナーです。
今度行った時には、上級者用のアニメーションを作って、色まで塗りたいです。
描いた絵は「よくできました」というスタンプが押されて返ってきました。
ほんとによくできた。(自画自賛)
このアニメ工房の正面には、等身大(?)の手塚治虫氏がいて、みんなを見守ってくれているのです。
名残惜しい気持ちを残して2階へ。
出版された作品の展示。
読み放題の本棚。
ジャングルカフェ。
そして、なんと、手塚治虫のアニメーション作品ほとんどすべてが見られるというブース。
リボンの騎士の第一話を見ました。
27分。
あの頃のテレビアニメは、一話27分だったんだね。
ここへ来れば、手塚アニメのほとんどが見られるなんて、なんてすごいことなんだろう。
もう、本当に至れり尽くせりの記念館で、涙がでそうです。
私がこの日、見ないで通り過ぎた部屋などもあるので、それはこちらでご覧下さい。
↓
宝塚市立手塚治虫記念館フロアーガイド。
私は、東京で生まれ育ったけれど、今になって、こんなふうに手塚治虫氏が子ども時代を過ごした兵庫県に移り住んで、行きたい時には、いつでも手塚治虫記念館に行けることになるなんて、なんて幸せなんだろう、と思います。
手塚治虫氏が私たちに残してくれた一番大事なメッセージ。
毎日、ブラック・ジャックを読みながら、この世界が今となっては、本当に日に日に命が奪われていくような時代になってしまったことを痛感しています。
私たちは、自分や愛するものの命を救うために、今、何をしなければいけないのか、一人一人が真剣に考えないといけない時だと思っています。
この日本のざまを天国から見ながら、手塚治虫氏は、何を思っているでしょうか。
手塚るみこさんのツイートによると、私が手塚治虫記念館を訪れた2013年1月1日という日は、とても記念すべき日だったようです。
アトム放送開始50周年のその日だったんですね。
手塚治虫さん、ありがとうございます!
ザク美。
手塚作品を読もう!
↓
手塚治虫全集
手塚治虫関連書籍あれこれ
- 2013.01.05 Saturday
- 兵庫県情報
- 17:31
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- by ザク美